LANDISK HACKING DIARY
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   lame のインストール

 

 


MP3 エンコーダとして超有名な lame を使ってみる。Windowsではよくお世話になったソフトだが、コマンドラインがよくわからなかったので最大限に活用していなかったソフトのうちのひとつだ。とりあえず、debian 公式には lame は置いていないようなので非公式の以下のサイト(http://apt-get.org/)を sources.list に加える。

# vi /etc/apt/sources.list
deb ftp://ftp.nerim.net/debian-marillat/ sarge main
# apt-get update
# apt-get install lame

Wave ファイルを用意し、以下のコマンドを実行する。あっけないぐらいに簡単である。

# lame audio_01.wav audio_01.mp3
LAME version 3.96.1 (http://lame.sourceforge.net/)
CPU features: MMX (ASM used), SSE, SSE2
Using polyphase lowpass filter, transition band: 17249 Hz - 17782 Hz
Encoding audio_01.wav to audio_01.mp3
Encoding as 44.1 kHz 128 kbps j-stereo MPEG-1 Layer III (11x) qval=3
    Frame          |  CPU time/estim | REAL time/estim | play/CPU |    ETA
  3900/12749  (31%)|    0:12/    0:39|    0:12/    0:39|   8.3850x|    0:27
  
Writing LAME Tag...done
ReplayGain: -5.5dB

デフォルトのビットレートは、128Kbps に設定されているので -b オプションをつけてビットレートを指定する。

# lame -b 192kbps audio_02.wav audio_02.mp3


 -b ビットレート指定
 -f fast mode (低音質)
 -h high quality (高音質)
 -m モード指定。(s)tereo, (j)oint, (m)ono デフォルトは stereo になっている。
 -V VBR(可変ビットレート)の指定。デフォルトはCBR(固定ビットレート)。
書式:-V n (n には数字が入る)デフォルトは「4」


■音質の追求

で、最大の問題は最高音質にするにはどのオプションを組み合わせるのかということだが、これに関しては追求しすぎるとキリがないのでほどほどにしておく。所詮、圧縮されたファイルなのでWaveファイルの音質には勝てません。パソコンで聴くために保存しておくには、160Kbps~192Kbps もあれば十分だと思う(正直、128Kbpsはやばいとは思う)が、そこら辺も人によって考え方が全く異なるのでなんともいえないところ。あまり語りすぎると疲れるので、既に書かれているサイトを参考にしてください。因みに筆者は、AACエンコード(CBR 160~192Kbps)で保存しています。たまに聴く位の曲は160Kbps、よく聴く曲は192Kbps。もっとも、よく聴く曲=CDとして持っているわけだが。ロスレス圧縮という手もあるが、容量が大きすぎるしなぁ~。約半分の容量としても、1曲あたり25MB X 7000曲=175GBかぁ~。昨今のHDD の安さを考えれば曲保存のためにHDDの1台や2台費やしても問題はないとは思うが微妙だ。

⇒MP3はLAMEでエンコして、コマンドラインオプションを語れ!

ということで、以下では筆者が使いそうな(使うかもしれない)オプションだけ載せておきます。バージョン3.96.1用です。

推奨オプション(CBR)

# lame --preset insane # --preset cbr 320 と同じ
# lame --preset insane -q 0
# lame --preset cbr 192 -q 1

推奨オプション(VBR)

# lame --preset extreme -q 1
# lame --preset standard -q 1





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