LANDISK HACKING DIARY | ||
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1. debパッケージの作成 2. iplog のインストールと設定 |
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debパッケージの作成 | ||||||||||
iplog を展開し、ソースディレクトリに移動したら以下のコマンドを発行する。-e オプションの後には自分のメールアドレスを記述してください。パッケージのタイプを聞かれたら、「S」(Single Binary)とタイプしてください。[ ENTER ] を押し、コマンドが終了したら、カレントディレクトリ内に debian ディレクトリが作成されています。
さっそく debian ディレクトリに移動してみる。
中には、control、 rules 、copyright、changelog などが入っており、それらを手動で編集していく。まず、 control を編集していく。Section には、main, non-free, contrib のいずれかを指定する。あるいは、sound, graphic, base, x11, libs, mail, net などの Subsection を指定しても構わない。で、iplogがどのセクションに属するかということだが…よくわからないので取りあえず、main にでも設定しておく (いいのか?個人利用だからいいのです…(^_^;)。Priority は、優先度を表す。control ファイルは、単に形式的なものだろうから、とりあえずは Section だけ変更しておいてファイルを保存する。
次に、rules ファイルを編集する。このファイルでconfigure オプションやCFLAGSを変更したりすることができる。ここでは、なにもいじらずにファイルを閉じる。
copyright、changelog なども一応目を通しておく。ここまで終えたら(といってもほぼ何もしてないが)ビルドしてみる。ビルドが終了したら、iplog_2.2.3-1_sh4.deb というdebパッケージが出来上がっている。ちょっと感動である。
緊張の一瞬。インストール成功したみたい。簡単すぎてなにか罠があるような気がする。
さっそく、/etc/iplog.conf の設定に入る…あれ?/etc に iplog.conf がインストールされてないのか。そういえば、ソースから make install するときも、コンフィグファイルだけは手動でサンプルファイルをコピーしていたな…。ということは、deb パッケージを作成する前に iplog.conf のサンプルファイルを /etc コピーするようにどこかのファイルに命令しなければいけないわけか。きっと rules に記述すればいいんだろう…と思ったらビンゴだった。rules に以下の赤い行を加えてみた。
でも、これだけではダメだった。debian/iplog/ 以下に /etc ディレクトリが存在しないからという理由だ。というわけで、/etc ディレクトリを作成するようにするには、debian/dir を編集する。準備万端、ビルドしてみます。無事にiplog.conf も deb パッケージに格納されたようだ。
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iplog のインストールと設定 | ||||||||||
それでは、さっそく iplog.conf を編集する。user と group は実行させるユーザとグループを明示的に指定している。root 権限を奪取されたときの事を考慮にいれればユーザ権限で動作させるべきだろう。「ignore tcp from 172.16.50.0/27」は自ネットワーク内からの TCP ポートスキャンは無視するという意味になる。Web サーバーを立てている場合は、ignore tcp dport 80 などとしておかないと返って無駄なログが残ってしまうので要注意。BIND のログが1番多いので、DNSを構築しているなら53番も ignore にしておくべきだろう。より細かな説明は、 man iplog.conf で調べて欲しい(最近、こんな手抜きばっかりだな)。
iplog を起動させる前にユーザーを作成しておこう。
いざ、起動させる。あれ?起動していない。なぜ…?
いろいろ試行錯誤しましたが、結局起動までには至りませんでした。Fedora Core にインストールした時は普通に動いたんだけど…。むむむ…。まぁ、2001年以来更新されていないソフトウェアだししょうがないのかな…(ということにしておこう)。 |
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