LANDISK HACKING DIARY
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     Wake On LANでLANDISKを遠隔起動させる
 

 

LANDISKは、デフォルトで Wake On LAN の機能が備わっているので、遠隔操作で LANDISK を起動させる事ができる。LANDISKが常に稼動している必要がない場合には、電気代の節約のためにも是非とも活用したい機能だ。WindowsのWake On LAN ソフトは検索すればすぐに見つかると思うので、ここでは Linux マシンから LANDISKを起動させる方法について説明していく。これができるようになると、出張先から自宅にある LinuxサーバーにSSHで接続し、その後で LANDISKを起動させるといった事が可能になる。その他、LAN内においても1階のノートPCから2階にあるLANDISKを起動させる事もできるので、横着な人はこれを利用しない手はない。

まず、Webブラウザを起動し、LANDISK のローカルIP を直打ちする(例:http://192.168.xxx.zzz)と、LANDISKの設定選択画面に切り替わる。「管理者用」をクリックして先へ進む。パスワードを聞かれるので、管理者用パスワードを入力してログインする。



ログインに成功したら、左メニューから「Wake On LAN 設定」をクリックする。



右画面に「On」と「Off」のチェックボックスが現れるので「On」を選択して「OK」ボタンをクリックします。これによって、LANDISKで Wake On LAN が使えるようになります。


■Wake On Lan をインストールする

次に、LAN内にある Linuxマシンに Wake On LAN をインストールする。当然ながら、LANDISK にインストールするわけではないので注意しよう。インストールは apt-get ですぐにインストールできる。

# apt-get install wakeonlan

次に、LANDISKの MACアドレスを arp コマンドを使って調べておく。LANDISK本体の側面にも記載されている。arp コマンド実行後の HWaddress 項にある 00:AA:BB:CC:DD:EE がLANDISK の MACアドレスだ。ここでは、実際には存在しないMACアドレスを使って説明している。

# arp 192.168.0.2
Address HWtype HWaddress Flags Mask Iface
xxxxx.kororo.jp ether 00:AA:BB:CC:DD:EE C eth0

あとは、wakeonlan コマンドで LANDISKにマジックパケット(Magic Packet)を送信するだけで、LANDISKが起動するようになる。因みに、LANDISK本体の裏側には、電源 On/Off の切り替えスイッチがあるが、このスイッチは On 側になっていても、Off側になっていてもどちらでも構わない。スイッチが Off側 になっていても、マジックパケットを送信すれば LANDISKは起動する。

# wakeonlan 00:AA:BB:CC:DD:EE

なお、LANDISK起動後に、LANDISKを停止させたい場合は、halt コマンドを用いる。shutdown コマンドでも構わないが、LANDISKのデフォルトでは Shutdownコマンドはインストールされていないのだ。

# /sbin/halt

最後に、以下のようにLANDISKを起動させるコマンドを alias に登録しておくと便利だ。また、自分が帰宅する時間に合わせて crontab でこのコマンドを自動実行させるのも良いだろう。

# alias wakelandisk="wakeonlan 00:AA:BB:CC:DD:EE"





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